多くの聴衆にやや緊張されたのか、お得意の漫談説法とはゆかなかったようです。
声がうまく届かず活動の一端やインドの今をお伝えできたかどうか心配でしたが、若い僧侶の姿が見え、こんな生き方を選んだ小乗仏教のお坊さんをご記憶いただければ嬉しいです
それでも「私は毎日の行動は自転車を愛用している。小乗仏教には小回りのきく小さい自転車が一番」などと冗談を飛ばしておられました。
日本食研さま、野間寺さま、遠方からお出かけの皆様ありがとうございました。
■旅はすでに11日の朝。今治駅までお送りいただき岡山経由で旧知の安城市・慈光院へ移動。私は新大阪から実家へ。それぞれの3日間を過ごし尾張安城駅で
再び合流しました。ここでも懐かしい方々との再会に時間を費やされたそうです
■3月 13日(木)横浜市の曹洞宗大本山總持寺へ。ご住職が二十歳の頃安居(あんごと読む)つまり修行したお寺です。渡印前に訪ねたということで実に40年ぶり。東京ドーム15個分という敷地には、立派な門、本堂ほか鶴見女子学園も有する。故石原裕次郎のお墓がここにあります。観光コースなのか看板が出ていました。
午後5時からのお部屋夕食は美味しい精進料理でした。郷里茨城県石岡市の正法寺ご住職も合流して楽しい時間を過ごしました。私がお膳を一緒にすることに、お世話係りの若い僧侶は一瞬驚いた顔をしていました。日本のお寺では考えられない行為だったのかもしれません。
午後6時から法話の会。雲水さん(修行中の若い僧)は30〜40人くらいと予想していたが、倍の人員でした。メガネ僧が多いのはいかにも現代世相です
總持寺では居眠りばかりしていたふとどき修行僧だったが、なぜか可愛がられたと思い出話から一席…。聴衆にも居眠り僧がいた。寝ていれば、人を殺めない泥棒しない教えがあると説く。大好きな良寛さんの話もたっぷり。時間切れ間近から盛り上がり、
約束の1時間を15分オーバーしました。
翌朝5時からのお勤めにはご住職と私の名前を読み上げ、平たく言うと「よく来たね、これからの旅の安全を祈ります」と・・・・。緊張する厳かな雰囲気でしたが、祈っていただけるなら往路に来ればよかったですね。
總持寺の高僧、大道晃仙禅師にお暇のご挨拶をし、1泊2食のお世話を頂いた若いE僧侶とお別れの記念撮影を。「いつかサールナートへいらっしゃい」とお誘いになり、懐かしいお寺を後に雨の中、品川へ向かいました。
■東京友人宅で1泊、空港ホテルで前泊の後、3月16日正午成田空港発エアインディアにて
デリーへ、さらに夜行列車でサールナートへ、お寺には18日の朝帰着されました
皆様へのメッセージ「多くの方に出会え、懐かしい友人にも再会でき、何よりサールナートを
知っていただけた有意義な旅でした。ご支援いただいた方々、お世話になった方々どうもありがとうございました。サールナートはよい所です。どうぞお出かけください、お待ちしております」
前編・後編完了 文責 友の会大塩