サールナートからの来日記
■2月27日(水) 朝8時成田着 千葉在住のYさんご夫妻が、早朝にもかかわらず 出迎えていただき、その足で郷里土浦まで車でお送りくださいましたfont>
郷里滞在中には、前回2005年の来日時に紹介された茨城新聞社からの取材や、 仏門に入るきっかけとなった茨城県石岡市の正法寺住職飯田さんを訪ね、 久しぶりの歓談にと過ごされました(携帯カメラにて姪御さんご提供画像)
2008年3月1日の茨城新聞社の記事抜粋から 渡印30年「仏の教え」続く 学校建設に尽力 仏教発祥の地・インドに30年前に渡り、貧しい子どもたちが通う学校の建設と運営に力を注ぐ土浦市出身の僧侶、後藤恵照住職(75)が、地道な取り組みを評価され3日、曹洞宗正法伝光会の社会教化賞を受賞する。渡印30年、無料中学校開設15年という節目を迎えて「これまで積み重ねてきたものをさらに大きくしたい」と意欲を見せた。<中略>僧侶を志したきっかけについて後藤住職は「怠け者だったから」と笑うが、中学生の時に、僧侶の資格を持った先生に出会ったことが大きいと振り返る。<中略>後藤住職の今の目標は、中学・高校と建物を併用している国際根本仏教大学の独立校舎を建てること。 資金は不足しているが、「これを達成し、80歳になったらまた里帰りしたい」
■3月3日(月) 14時〜16時「曹洞宗正法伝光会総会」においてインドでの長い活動と 仏教の社会教化に対する授賞式と受賞記念講演が開催された。進行役のお坊さんが、「お話を聞いていて、かつてサールナートの遺跡公園でお見かけしたことを思い出しました」と。また質疑応答には「スクリーンを操作しているあの女性は誰?」と目をむけられ、この度の受賞きっかけを作って頂いた野間寺の高木ご住職に紹介される場面も。 スクリーンとは、ご住職の講演内容に沿って、渡印前後の記事、募金活動の様子、日曜学校の子供たち、学校の校舎や授業風景など50枚ほどのスライドを映写したものです。特に2008年1月広島支部・佐々木さん撮影の画像をふんだんに使い、生き生きとした学校の様子や日曜学校の地域での存在意義の高さを紹介できました。講演内容概要と最新画像のページ作成が今後の宿題です
授賞式後の懇親会会場にて、愉快なことがありました。お礼を述べて今まさにドアを出る直前、列席のお坊様から「その衣(チーワラという)はどうやって着るのですか?」と 質問がきました。手馴れた手さばきで早速ご披露し、お茶目なご住職の一面も披露。
■3月4日(火) 東京グランドホテルでの友の会の祝賀会には遠く兵庫県、愛知県からも 駆けつけていただき、19名でにぎやかにお祝いをいたしました。それぞれに思い出が ありますが、中でも先代と交流のあった、またインド旅行のきっかけとなった中山書房の お嬢さんとの再会には、ご住職のお喜びはいかばかりかと察せられる光景もありました
■3月5日〜6日 新幹線で移動し関西に滞在。パソコンをご寄付いただいた大阪のT社様へ立ち寄りお礼を述べ、若い社員さんへ朝礼の法話をされました。最後に、よりよい生き方を・・・のつもりが、いつもの「昼寝してのんびりと」。本意をつかんで頂けたかどうか?
■3月6日(木)〜8日(土)広島県福山市の國分寺にて滞在し、講演会を開催。時々脱線しながら、「なんの話でしたっけ?」と34人の参加者から笑いをとっておられました。講演後の関連書籍の販売では、プレミア価格でご協力いただきました。
こちらの横山ご住職は、無料中学建設前後の1年間を日本寺に滞在しながら、募金活動もご一緒された師弟の間柄。今回の國分寺訪問には特別の感慨を持って再会されました。プレゼンテーションのプロジェクターやスクリーンのご準備に奔走され、我々への接待にも大変ご尽力いただきました。思い出話に花が咲き、横山さんの二人のお子様とも仲良く過ごされました
■3月8日朝、松山市に向かいました。ご住職は四国発上陸で、しまなみ海道を高速バスに揺られ、窓から美しい瀬戸内海と大きな橋を楽しそうにご覧になっておられました。
出迎えの車で石手寺へ。ここは八十八ケ所霊場の51番札所です。会場となる?会館 での待ち時間に,、國分寺の奥様手作りのお弁当を美味しく頂きました。
こちらの会場では、地域のお寺さんの結婚式と日程が重なり、若いお坊さんの参加を得られなかったのが残念でした。
40余名の参加者の中には、以前サールナートを訪れた際の住職の写真をお届けくださった大学の先生や御詠歌を披露していただいたご婦人の団体など。お寺さんへ出かけるので…と和服正装の婦人もおられ、賑やかなメンバーとなりました。1時間30分の講演と質疑応答の後、石手寺加藤ご住職ほか居残り4人の方々と1時間にわたり熱心な仏教談義となりました。
夕焼けが美しく見えるレストランで夕食をご馳走になり、パーリ語を勉強中の50代と 思しき加藤ご住職と盛んに意見交換をされ、後藤住職も大変楽しそうでした。
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