サールナート法輪精舎訪問記 2010年10月22日〜10月26日 |
![]() 皆様からお預かりの大切なご寄付金や衣類やノート、住職の健康にかかわる煮干しほか、水戸名物・乾燥納豆ほかの食材を詰めて、当日の夕方デリー着。22日昼バラナシ空港着。ご住職、学校運営の正副マネージャーに出迎えていただきました 事務局員は3年振りの渡印だが、デリーでもサールナートでもとにかく道路工事や下水道工事による土埃に悩まされた。 到着日の夕食は、持参のレトルト「とり釜めし」を細長米と圧力鍋で炊きこみご飯となり、美味しかったです。 ![]() 現在校舎増築中のためレンガや砂利が朝礼の敷地を占領している
年配の英語の先生は文法にやや弱点があり、若い生徒のほうが辞書を使いこなせるので、優秀な生徒は教師の代行が出来るそうです。
住職の授業が終わる頃、わらわらと下級生が紙とペンを手に廊下の両端に座り始めた。 テストだという。教室がすし詰めのためカンニング防止として、テストは廊下で行う。 この方針が結局実力を養い、国家試験合格率に反映され優秀校として認められてきたのである
壁に「この校舎部分は州議会議員からの寄贈である」という銘板が掲げられていた。 校舎増築により狭くなった校庭を校舎裏に整備中で、バレーボールなど球技ができるようになる。 帰る間際この学校を卒業した生徒で、大学を終え英語教師として戻ってきた女性に会えました。 彼女はまもなく結婚の予定だが教師を続けるという。ご住職の感慨はいかほどかと察せられた。
現在校舎は1階と2階に16部屋、内職員室と事務室。増築中の3階は理科室と実験室そして図書館とトイレが出来る予定。へこんだ隣の土地を購入し真四角にしたいが、インド経済の発展に伴う土地の高騰が、それを阻んでいる。 インドでは中学高校でも進級の途中に国家試験があり、その会場に来年はダルマ・チャクラ・スクールが選ばれる予定だとか。その間授業がストップするので問題はあるが、カンニングが多い現行会場を交代させたいのがその理由だとか。信用や格付けと授業ストップの天秤は頭の痛いところ 現在は当初ほどの無料援助する生徒は少なくなったそうです。この学校から優秀な生徒が社会を変えてゆくような人材に成長することを祈ります。 ![]()
お経を唱える右のお坊さんは、お寺のゲストハウスに滞在しながら、インド修業中の高野山阿弥陀院のご住職。インドはもちろん海外旅行初めてのご住職で11月下旬帰国のご予定だそうです (テレビ番組を見て、ではありませんでした。訂正です。法輪精舎のWebサイトをご覧になりけサールナート行きを決意されたとのことです)
手前の大きな青年は卒業生で現在大学生。大変まじめで優秀だそうです。毎日大学からの帰りにお寺へ寄りパソコンを借りてキーボード早打ち操作の練習をしている。日本の支援者から奨学金を受けられるようになったそうです 別の大学生も奨学金を受けられることが決まり、ご住職は購入した教科書の明細や期ごとの成績報告書を送る用意をされている ![]() 日曜日は午前中の英語の補習と午後の日本語教室があり、ご住職の担当です。
![]() サールナートを離れる日の12時から「パーリ語」の補習授業。仏教系の学校だから必修科目である。 優秀な生徒が板書しながら先生役を。読本や辞書を駆使し、英語をパーリ語に、パーリ語を ヒンディー語にと若い先生は器用に授業を進める
![]() 3ケ月コース、6ケ月コース、1年コースが用意されており、女学生ばかりの賑やかな教室でした ツをひっくり返したようなスコールの日も、お釈迦様は等しくみんなを見守っている。 友の会の支援ほか大きな支援の輪が広がり、学校は発展しつつあります TOPへ戻る HOME |